先輩に聞きました <機械設計>
技術グループ第2チーム
主任 Mさん
2011年4月入社
入社動機は?
大学で機械工学科を専攻していた私は、機械に関わる仕事に就きたいと思っていました。特に「食品業界」で用いられる産業機械は安定した需要があると思い、就職活動では生活に身近なところで役に立てる機械を手掛ける仕事を探していました。そして出会った会社が「ハイテム」です。私は愛知県の一宮市出身で、ハイテムの本社がある各務原市から近い場所に住んでいたのですが、就職活動をするまで地元にこんな面白い会社があるなんて知りませんでした。会社見学の際に、養鶏システムの機械を見せてもらったのですが、「生き物が入る機械」ということで今まで私が学んできたものと違う工夫や作る面白さがあると感じて興味を持ったのを今でも覚えています。
入社して驚いたことは?
養鶏場で用いられるオートメーションシステムの設計・製造を行う当社ですが、私が現在メインでやっている仕事の大きなくくりとして、鶏糞を乾燥させるための機械の開発設計があります。こういった新規品の設計は本当にイチからのモノづくりになりますので「モーターは何を使うのか?」「材質はどんなものを使うのか?」「どのような製造体制を構築するのか?」といった細かい仕様まで検討していかなければなりません。
私がこの機械設計の仕事で大切にしている事は、製品を使うお客様の意見に耳を傾け、製品作りに活かすことです。「もっとメンテナンスしやすいようにして欲しい」ですとか「もっとこうしたら不具合が出にくくなる」といった、実際に使う人の声を製品作りに取り入れて、今までよりももっと良い製品を生み出していきたいです。設計の仕事というと社内にいてずっと机でPCと向きあうイメージがあるかもしれませんが、幸いにも当社の場合は外に出る機会を多く設けてくれます。私の場合、少なくとも月に2~3度は外出させてもらっていますね。お客様先への製品納入の立会いやメンテナンスで伺う事も多くあります。やっぱり作り手として、自分が考えた製品がお客様先で稼働しているのを見るのは嬉しいです。このように新規品の設計、顧客折衝など色んな事を任せてもらえるのでやりがいがありますね。
将来の夢や目標は?
最近私が特に必要を感じているのは、英語の習得です。当社は海外がすごく身近な会社。実際に海外の案件が増えていて、入社してから10回ほど海外出張に行かせてもらっています。逆に海外のお客様が来社される事も増えてきているんですよ。また、当社の製品を作る工場が中国にあることから、現地のスタッフへの指示出しなどで、公用語である英語を使う機会が増えてきています。私自身、そんなに英語は得意ではなかったですし、英語を使う仕事だと思っていなかったので、少しずつ勉強している最中です。いずれは海外でも、国内での仕事と同じように自信を持ってお客様と対峙できるようになりたいですね。機械の知識ももっともっと蓄えて、グローバルに活躍したいと思っています。
先輩からのメッセージ
設計・研究開発から現場での納品まで、自分の作品を最後まで見届けられるのは大きなやりがいです。アクティブに活躍したい方にとっては良い環境だと思うので、ぜひ一緒に頑張りましょう!
技術グループ第2チーム
常務取締役 Tさん
1993年9月入社
世界で勝負できる技術者になれる。
私自身、中途でハイテムに入社しています。以前は関東で自動車部品の設計に従事していました。元々岐阜県出身だったこともあり、地元に戻って仕事をしようと思った時、設計の経験が活かせて且つ面白い会社があるということでハイテムを知ったのが入社のきっかけです。当時のハイテムはまだ機械設計をアウトソーシングしていた時代。それを内製化していく転換期だったため、良いご縁だと思い入社を決めました。私が入社して25年ほどになりますが、当時も今も社内の活気は変わりません。社長も社員も顔が見渡せるように同じフロアで業務に就き、とてもフラットな組織です。
ハイテムの機械設計の難しいところは「生き物」に関わる機械を設計する、というところにあります。鶏は時として私たちが予測しない動きをとる事があるため、例えばケージに鶏を収めようとした時に事故に遭ってしまうこともあります。また、鶏が産んだ卵を集める機械の場合、卵の大きさもまちまちですから、それを考慮して設計を行わないと卵が機械に挟まってしまうトラブルもあります。これらのトラブルをどう解決していくか、試行錯誤して解決していくところに大変さはありますが、同時に達成感を味わえる瞬間だとも思っています。また、課題解決にあたり、直接お客様の声を伺い、現場で鶏や機械の様子を見ながら対応していくその対応力・技術力が私たちの強みだとも思っています。同業他社の場合、海外メーカーの機械がほとんどですから、どうしても日本の環境に合わないことが多いのです。ですが私たちは直接お客様の細かなニーズを聞き、自分達で設計して反映させていけるので、おかげ様で日本国内ではシェアNo.1を得る事ができました。今後は海外の市場を積極的に開拓していき、東南アジア・中国でのシェア獲得を目指します。中国の天津には工場もあり、重要な拠点となっています。もちろん我々のビジネスのベースは日本国内ですから、国内のシェアを維持・さらに成長させていきますが、海外へチャレンジしていける環境があるのは当社で働く一つの魅力ではないでしょうか。
卵というのは世界中で食されているものです。つまり世界の至る所に私たちが手掛けているオートメーションシステムのニーズがあるのです。特に世界人口の3分の2を占めるアジアでビジネスを展開しておりますので、将来的に日本だけでなく世界で挑戦したいという方には魅力的な会社だと思っています。私自身、25年もこの仕事を続けられたのは、機械設計が好きだという事もありますが、海外を見て仕事ができたからだとも思っています。広い視野を持って仕事に取り組める方とぜひご一緒したいですね。